カイチュウとは?
カイチュウは体長が20~30cmもある大型の線虫です。古代ギリシャ時代から人間に認知されてきました。現在でも世界で14億人の人々が寄生されています。
カイチュウは糞便と共に外界へ出て、どうにかして再びヒトの口から体内に入り、小腸から肝臓を経由して肺へ行き、さらに気管支を登り、そして再び小腸へ戻る、というわけのわからない経路をたどります。
小腸に辿りついた後はもっぱら生殖に全エネルギーを注ぎ、メスは一日に20万個の卵を踏みます。数が少ない時には特に害がありませんが、個体数が増えてくると激しい腹痛へと変わります。
日本では戦後すぐは70%が寄生されていました。しかし、現在では糞便を肥料として使わなくなったことから、殆どの人が寄生されていません。
小腸で大量発生しているカイチュウの映像です。閲覧注意。