ちょっとディープな生物の世界

【毒】活性酸素って何?-スーパーオキシド・過酸化水素-

活性酸素とは?

活性酸素は他の物質を酸化させる力が非常に強い酸素原子のことを指します。有害な活性酸素の代表にはスーパーオキシドと過酸化水素と呼ばれる物質があります。

スーパーオキシドとは?

スーパーオキシドは超酸化物とも呼ばれスーパーオキシドアニオン(化学式: O
2
)を含む化学物質の総称です。自然界では酸素分子(O2)の一電子還元により広範囲に生成されており、1つの不対電子を持つフリーラジカルです。この不対電子が他の物質と反応するため、酸化させる力が非常に強いです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/

パラコートと呼ばれる除草剤がありますが、かなり薄めた濃度であっても植物を枯らすことができます。このパラコートはスーパーオキシドを発生させます。パラコートは殺人や自殺に使われることもあります。

過酸化水素とは?

過酸化水素は分解してヒドロキシルラジカルを生じます。ヒドロキシルラジカル はヒドロキシ基(水酸基)に対応するラジカルで•OH と表されます。酸素原子は一対の不対電子を持っており、これが他の物質と反応して酸化します。ヒドロキシルラジカルは反応性が高く、活性酸素の中では最も酸化力が強いです。

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