ちょっとディープな生物の世界

チンパンジーは自分より強い相手には機嫌をとるために愛想笑いする

動物の社会も世知辛い

photo by youtube

現在笑うことが確認されている動物は類人猿とラットだけです。2009年に英国ポーツマス大学の心理学者マリーナ・ダビラ・ロス氏はオランウータン、ゴリラ、チンパンジーに対してくすぐり実験を行ったところ、くすぐりに対して「笑い」で返してきたとの報告があります。

「笑い」は霊長類の社会にとっても円滑なコミュニケーションのために重要だと考えられています。チンパンジーの群れを観察した結果、自分よりも順位が上の個体に対して「笑う」ことが多いことが確認されました。これはつまり、ご機嫌取りのために愛想笑いしていると考えられます。

サルの社会も世知辛いようですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です