ちょっとディープな生物の世界

【Q&A】ネコザメの卵は何故ドリルの形をしているの?

岩の間に挟んで固定するため

ネコザメとはネコザメ目ネコザメ科に属するサメの一種で、丈夫な臼歯で貝殻を砕いて食べることから別名サザエワリと呼ばれています。日本近海に生息するネコザメ科の代表種です。

 https://oceanforsharks.wordpress.com/

ネコザメの卵はドリル状の形をしています。この卵ですが、産卵直後は柔らかく、母親は卵を産むと咥えて岩の間に押し込みます。次第に卵が硬化し、岩から抜けなくなって流される心配もなくなります。また、捕食されづらくなるそうです。

http://sharkrayresearch.weebly.com/

こちらは中の赤ちゃんの様子が見られる動画です。

卵生の生物は普通、その生存率の低さから多くの卵を産みますが、ネコザメは僅か10個ほどしか産みません。それでも絶滅しないで生き延びているということは、ドリル卵の生存確率の高さがわかりますね。

2 COMMENTS

あずか

とても詳しいですね。水族館に毎日行ってるんですか?{笑}私は、ネコザメのことを調べています。私は、サメのことで、本を作っているんです。1弾売ったんですがとても大評価だったので2弾のことに書いときます。

返信する
ああ

どうみてもネコザメではない…

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です