ちょっとディープな生物の世界

ミノムシのメスは成虫になっても蓑から一歩も外に出ない

ミノムシとは?

ミノムシとはチャノミガやオオミノガの幼虫です。生まれてすぐの幼虫は3mmほどで、外にいては生きることができないほど弱いです。そのため、蓑をまとい体を保護しています。

メスは大人になっても幼虫の姿のまま

ミノムシは蓑を使って越冬し、春から初夏にかけて産卵します。オスのミノムシは蛾になって蓑から飛び立ちますが、メスは羽化せずに成虫になっても幼虫の姿のままです。メスはフェロモンを出し、オスを自分の蓑へとおびき寄せます。

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交尾を終えるとメスは蓑の中で産卵し、3000~4000の卵を産みます。卵がかえるとメスは死んで穴から落ち、幼虫になった子は穴から外に出ます。

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