ちょっとディープな生物の世界

キリンの祖先だと言われている奇獣だけど油で体がベトベトなヤツ「オカピ」

オカピとは?

オカピはキリン科オカピ属に分類される動物です。1901年にハーリー・ジョンスによって発見されました。

発見当時はオカピはウマに分類されるだろうと考えられていましたが、後にキリン科に分類されることになりました。というのも、オカピはキリンの祖先であるパレオトラグラスの形を殆ど保っているためです。パレオトラグラスはのちに進化してシバテリウムとなり、その後乾燥によって食べ物を樹上の葉に求めたことからキリンが出現したと考えられています。

一方、オカピは森林にとどまったものの子孫です。そのため、オカピは原始キリンの風貌をそのまま残した生物であると考えられています。また、オカピの口先を観察すると上唇が下唇をおおていて舌が長いです。これはキリンの特徴でもあります。

いわれて見ればキリンかも…。

オカピは水で濡れて体温が下がらないように毛皮がべっとべとの油で覆われています。触ると茶色の油が手につくほどです。

オカピに触った手。うわー…。
photo by twitter.com

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