ちょっとディープな生物の世界

化石として見つかっている中では最古の虫「アケボノトビムシ(Rhyniella praecursor)」

アケボノトビムシとは?

アケボノトビムシは1919年にスコットランドで見つかった化石で、推定4億700年前~3億9600万年前に生きたトビムシの祖先です。今現在見つかっている「虫」の中では最古のものです。下のような姿をしていたと考えられています。

ここで敢えて「虫」と使っているのは、トビムシの分類学的な位置が検討されて「昆虫」から外されてしまったためです。以前は「最古の昆虫」と言うことができたのですが…。

また、アケボノトビムシと一緒に見つかった化石の中には、昆虫の顎の化石が含まれていました。こちらはリニオグナータ・ヒルスティと名付けられています。顎だけですので全体像はわかりませんが、リニオグナータ・ヒルスティは正真正銘の最古の昆虫の化石です。

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