ちょっとディープな生物の世界

危機的な状況になると100℃の屁をこくミイデラゴミムシ

もはや化学兵器と言ってよい屁

ミイデラゴミムシは日本にも生息する体長1.6cmほどの昆虫です。ミイデラゴミムシは別名でヘッピリムシとも呼ばれていますが、この虫がこくのは屁(メタンガス)ではありません。

ミイデラゴミムシは体内で過酸化水素とヒドロキノンを反応させ、ベンゾキノンという物質を含む水蒸気を生成し100℃以上の気体を爆発的に噴射します。ベンゾキノンは敵の粘膜や皮膚の組織を化学的にも侵すことができ、最強の化学兵器です。

ちなみにミイデラゴミムシの幼虫は絶食耐性が高く、23日間何も食べなくても生きていることができます。

トノサマガエルのリアクションがガチですね。

食べられてから88分後に脱出したミイデラゴミムシ。吐き出されるのが遅すぎたようです、もうボロボロ。

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