ちょっとディープな生物の世界

鋭い針のようなペニスをメスの腹に突き刺して内臓傷つけるヤツ「トコジラミ」

トコジラミとは?

トコジラミ(Cimex lectularius)はカメムシ目トコジラミ科トコジラミ属に分類される昆虫です。世界各地に生息しています。

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トコジラミのオスは腹部が鋭く尖っており、先端にはペニスがついています。メスの成虫の腹部には特徴的な切れ込みがあり、交尾の際にオスはこの切れ込みにペニスをぶっ刺します。この過程でメスの消化器官が傷ついたり血がでることもあります。

photo by sickchirpse

オスのペニス挿入によるダメージ減少のため、ペニスが挿入されるメスの腹部の領域はレジリンと呼ばれるタンパク質で構成されています。レジリンは伸縮性に飛ぶタンパク質でノミの跳躍運動にも使われています。レジリンによってオスはスムーズにペニスを挿入でき、メスはそのダメージを最小限に抑えることができます。

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一方で、メス側のそのような進化がオスの暴力的な交尾を進化させてしまった可能性があるのだそう。

photo by buquad

内臓傷つけるのはヤバいって…。

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