ちょっとディープな生物の世界

1回の交尾は数秒だけどめちゃくちゃ回数が多いヤツ「ライオン」

たくさんすればするほど排卵が促されるシステム

ライオンは食肉目(ネコ目)ネコ科ヒョウ属に分類される動物です。

photo by youtube

イヌ科の動物はペニスの根元を膨張させて長時間交尾を続けるのに対し、ネコ科の動物は交尾の時間が極めて短いことが知られています。プライドという群れで暮らすライオンは発情期を迎えるとペアで群れを離れ、2匹だけで交尾に没頭します。

1回の交尾は数秒で終わることがありますが、交尾の回数がとてつもなく多く、5時間で157回交尾した記録もあります。ライオンのペニスには棘のような小さな突起が多数あり、棘が膣を刺激することで排卵を促します。これを交尾排卵型と言い、排卵してもらうためにはたくさん交尾しなければならないのです。

photo by reddit.com

ちなみにライオンは子殺しを行うことでも有名で、群れのトップのオスが変わると以前のオスの子どもは殺してしまいます。子どもがいるとメスライオンが発情しないからなんだそうです。

オスが交尾中にメスを噛むのは動きを抑制するためなんだそうですが…何か趣味的な要素が強い気がしますね。

交尾が終わった後のメスがゴロゴロしているのが何か平和。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です