ちょっとディープな生物の世界

流動モザイクモデルとその根拠

細胞膜の構造と流動性

リン脂質には疎水部親水部があり、疎水部同士がくっついて細胞膜が構成されている。これをリン脂質二重層と呼ぶ。

https://en.wikipedia.org/

リン脂質は緩く疎水部同士が結合しているだけであり流動性を持つ。

 

流動モザイクモデルとは

膜タンパク質は細胞膜上にモザイク状にランダムに配置されており、リン脂質の流動性によって自由に細胞膜上を自由に移動(拡散)している。このような細胞膜の構造を流動モザイクモデルと呼ぶ。このモデルが提唱される以前は、脂質の二重膜はタンパク質の層で覆われているという静的な膜モデルが考えられており、流動モザイクモデルは画期的な発見であった。

流動モザイクモデルの根拠

ヒトの細胞とマウスの細胞の膜タンパク質をそれぞれ異なる物質で蛍光染色し、細胞融合させた。すると、融合直後は半分に別れていたヒト・マウス由来の膜タンパク質は、しばらくした後に混合して細胞全体に広がった。 このことから、膜タンパク質が流動性を持っていることが証明された。

細胞膜流動性

 https://www.quora.com/

下の動画は、細胞膜の膜タンパク質に蛍光タンパク質を発現するように遺伝子組み換えをした細胞である。蛍光タンパク質を一部の区画だけ除去しても、次第に他の領域から蛍光タンパク質が流入していることからも、細胞膜が流動的な動きをしていることがわかる。

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リン脂質疎水性部の流動性について | 特許翻訳からその次の世界へ へ返信する コメントをキャンセル

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