ちょっとディープな生物の世界

死ぬと小腸は3mから6mに伸びる

死ぬと伸びる小腸

小腸は消化吸収を行う器官で、多数のひだがあります。生きている間は小腸は筋肉によって縮んでいるので3mほどの長さになっています。しかし、死んでしまうと、収縮されていたものが伸び、長さは6mほどになります。

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どうして小腸はダレないの?

小腸は、腹部の後ろ側から腸間膜と呼ばれるカーテンのような膜でぶら下げられています。重力でだらりと下腹部に向かって下がらないのも、腸間膜の働きによります。

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絶えず更新される上皮細胞

小腸の内壁は無数のひだがあり、繊毛上皮と呼ばれる上皮細胞に覆われています。繊毛上皮には無数の突起があり、栄養分を吸収しやすくしています。小腸の内部の表面積は、人の体の表面積の5倍(テニスコートほど)にもなると言われています。

小腸の上皮細胞は2500億個あると言われています。上皮細胞は非常に壊れやすく、絶えず新しい細胞に更新されています。ヒトの細胞の中でも最も寿命が短い細胞して有名で、数日(3~4日)で死んでしまいます。

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