顕微鏡
生物学は顕微鏡の発明から始まったと言っても過言ではありません。お手頃な顕微鏡がネットでは販売されています。価格は安いですが、作りはかなりしっかりしています。
野外などではハンディな顕微鏡もあれば便利です。ルーペとは比べ物にならないほどの拡大率で観察することができます。
顕微鏡備品
カバーガラスとスライドガラスは顕微鏡観察の必需品です。これも安く買うことができます。高い商品もありますが、下のものでも十分使えます。
完成したプレパラートも販売されています。普通に買えば何万円かするであろうものが、数千円で販売されています。
染色液
顕微鏡観察で重要なのは染色液です。核観察などには欠かせないものですが、少量なのにも拘わらず高額です。薬品関係はどうやっても高くなってしまいますね。
顕微鏡カメラ
顕微鏡の接眼レンズに装着するタイプが観察にはとても便利です。写真もすぐ撮ることができます。始めにご紹介した顕微鏡にも装着可です。
トレイルカメラ
トレイルカメラとは赤外線センサーがついていて、動物が前を動くと撮影してくれるカメラです。SDカードもついて5000円ほどなのでお買い得です。屋外使用ですので、1年ぐらいしかもたないようです。
デジタルカメラ
生物関係ではマクロ機能があるカメラが何かと便利です。Nikon COOLPIX B500はマクロモードでの接写距離が1cmである上に光学ズームが40倍の機能があります。また値段も2万円台なのでお手頃です。
解剖セット
あまり精度を必要としない解剖ならば100均のキッチンバサミでも十分に内臓を傷つけずに解剖できます(カエルの解剖など)。精度を必要とする解剖の場合には眼科用のハサミがおすすめです。
先が丸くなっている解剖バサミは内臓を傷つけないので便利です。
ピンセットも安くセットで売っています。
野生動物捕獲
虫取りには網が必要ですが、子ども用のものを大人が使うと柄の部分が力に耐えきれずにまがってしまったりします。下虫取り網は柄がアルミですので丈夫にできています。安物を買って毎年買い替えるよりも、1本の網を大切に使った方がコストダウンになるでしょう。
水中では水抵抗があるため、陸上用の網を使うとすぐに破れてしまいます。水中用網は網目が大きいのがネックですが、それ専用のものを使用した方が良いです。
実験器具
実験器具は使えればいいので、実際100均のものでも何でも良いです(ただし、目盛りは殆ど当てになりません)。しかし、少し良いビーカーやフラスコなどを揃えていると実験室の気分を味わえますね。
バッタにインクを注射し、白血球がインクの粒子を取り込む様子を観察する実験があります。その際にはヒト用の注射器は入手困難なため、プリンターのインク注入用の注射器を使うと便利です。
ブラックライトを光合成色素に当てると蛍光を発する実験もブラックライトがあれば簡単に行うことができます。
検査器具
pHを計る際にはpH試験紙も良いのですが、下のような装置を使うととても便利です。
温度計はクッキング用のものが安くて便利です。
水の汚染度CODをチェックするには以下のようなキットがあります。1000円程で10回テストを行うことができます(化学的酸素要求量(COD):酸化剤が水中有機物を分解するのに必要な酸素量)。
薬品
何かと使用するエタノールもネットで購入できます。
植物細胞を固定する際には酢酸を使用します。
タンパク質を分解するのはアルカリ性の物質です。中々調度良い分量で売ってくれていません。
水酸化ナトリウム以外にも色々含まれていてもよければパイプ内のゴミを分解する商品でも代替可能です。
防護用品
汚水や野生動物を扱う際には必ず手袋を着用しましょう。ネットで買えば激安です。
試薬を使う場合にはゴーグルもお忘れなく。とても軽くて気にならないゴーグルです。
以上、ざっとネットで買える実験用品をあげてみました。ぜひ自宅でも実験を楽しみましょう!