サンショウウオはめちゃくちゃ火に弱い
サンショウウオはヨーロッパの民間伝承では、火で焼いても焼死しないと考えられてきました。サンショウウオは英名では「サラマンダー」と呼びます。
伝説によると、サラマンダーは火から生まれた生き物であり、Salamandra はギリシャ語の「火のトカゲ」に相当する言葉です。
では、実際にサンショウウオは火に強いかといわれれば、最弱です。そもそも両生類ですから、体は粘膜で覆われており、火に触れるものならばたちまち火傷してしまいます。
サンショウウオが火に弱いことを確かめた人物がいる
この伝説を確かめた人物がいます。それは、ローマの博物学者、大プリニウスです。プリニウスはサンショウウオを火に投げ入れてみたところ、焼死したことを確認しました。これにより、サラマンダー伝説に幕が落とされました。