メンデルの法則
かつて染色体などのことが良くわかっていなかった時代に、遺伝の仕組みを解明した法則。優性の法則、分離の法則、独立の法則がある。分離の法則と独立の法則については、減数分裂の事を言葉を変えて説明しただけである。
優性の法則
対立形質を持つ純系を掛け合わせると、F1には優性の形質だけが現れる。
- 例:AA×aaのF1はAaであり、表現型は[A]のみ。
分離の法則
配偶子が形成されるとき、対をなした遺伝子(相同染色体)はそれぞれ別の配偶子に入る。
- 例:Aaの配偶子は、Aとaである。
独立の法則
2対以上の対立形質があるとき、各配偶子の遺伝子の組み合わせはランダムであり、独立している。
- 例:AaBbの配偶子はAB、Ab、aB、abが同じ割合で生じる(AB:Ab:aB:ab=1:1:1:1)