独立
2つの形質に関する遺伝子(AとBなど)がそれぞれ別の染色体上にある場合を独立と呼ぶ。メンデルの法則は独立の状態でのみ通用する。下図は遺伝子型AaBbの個体で連鎖していない場合。
連鎖
2つの形質に関する遺伝子が同一染色体上にある場合を連鎖と呼ぶ。連鎖している遺伝子のグループを連鎖群と呼び、遺伝子型は連鎖群でまとめて書く。例えば、AaBbの個体(下図)で、AとB、aとbが連鎖している場合はAB/ab又はab/ABと書く。
連鎖している遺伝子の交配
個体AB/ABのと個体ab/abを交配する。AとB、aとbは連鎖している。AB/ABの配偶子はABのみ、ab/abの配偶子はabのみとなる。AとB、aとbはまとまって動くのがポイントである。結果、F1はAB/abとなる。F1の配偶子はABとabとなる。
F2(F1同士の自家受粉)の組み合わせは、AB/AB、AB/ab、ab/AB、ab/abとなる。表現型は[AB]:[ab]=3:1となる。
[…] 参照:独立と連鎖の違いと問題の解き方 […]