目的
群生している個体群密度を、区画法を用いて調べる。
準備
- 試料:群生している生物(キノコ、群生する植物、ゆっくり移動する生物(貝類など))
- 器具:1平方メートルの枠、紙、ペン
方法
- 群生している生物の領域で、一定面積を決め、個体数を数える。平野の植物の場合は1平方メートルが良い。森林では100平方メートルが適当である。人手がある場合は、何区画か調査する。
- 全体の面積を求め、調べた区画が全体面積の何割を占めるかを求める。
- 全体の個体数を推測する。例えば、上記3の操作で、面積10%、個体数10と出たならば、全面積においては100個体いることが推測できる。
- 個体群密度を求める。個体群密度は個体数÷面積(平方メートル)で求めることができる。
結論
- 区画法を用いれば、全個体数を数える必要がなく、大体の個体数を予想できる。
- 大型動物(シカ)などの個体群密度を調べる際に使用されることもある。