シュモクバエとは?
シュモクバエはハエ目(双翅目)シュモクバエ科に属する昆虫の総称です。アフリカに多くの種が生息しています。
シュモクバエの最大の特徴は眼で、左右に突出した長い柄の先に眼がくっついています。眼は複眼で、眼の付け根には触覚のような大小2本の毛が生えています。
なぜシュモクバエの眼は離れているの?
シュモクバエの社会では、より長い眼をもつオスは、メスに選ばれる可能性が高くなります。というのもシュモクバエの頭部の幅は体長に比例しており、幼虫時代の栄養摂取量と直接関係しているため、強さの指標となるのです。
オス同士は頭部を突き合わせてどちらの方が目と目の間が広いかを競い合います負けたオスは無傷のまま立ち去ります。なんとも平和な戦いです。
幼虫の時は普通ですが、羽化してから眼がびょーんと伸びてきます。
見れば見るほど奇天烈な形態です。