生物の死骸によって作られる
コンクリーションとは天然の丸みを帯びた岩石で、核となる中心から外側に向けて、溶液の物質が局所で気に堆積して成長します。
泥岩中の炭酸塩コンクリーションは生物起源と考えられ、有機物中の炭素と海水中のカルシウムなどが結合し方解石などの鉱物が沈殿してできます。そのため、中心には化石が埋まっていることが多いのです。
形成過程は次の通りです。
まず、海で生物が死に海底に埋もれます。すると、死骸の軟体部分が腐敗し酸が染み出します。酸と海水のカルシウムが反応して炭酸カルシウムになります。炭酸カルシウムが球形に発達し、数カ月から数年かけて岩石になります。