トナカイはメスでも角が生える
シカは普通、メスでは角が生えないことが知られていますが、トナカイのメスは立派な角を持っています。しかし、オスとメスでは角の生える時期が異なります。
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オスのトナカイは冬には角はない
オスのトナカイは普通のシカと同様に、春に角が生えて、秋の発情期が終えると角がとれます。そのため、冬には角はありません。
一方、メスは冬に角が生え始め、夏頃に抜け落ちます。オスはメスへのアピールと戦うために角が生えますが、メスの場合は雪を掘るために角が生えると言われています。
メスのトナカイの角は冬の時点ではまだ小さく、春頃になると立派な角になります。
Q:冬に立派な角を持つトナカイの性別は?A:オス
「冬に立派な角を持つトナカイ」は自然界では異常な存在です。本来ならばオスは角がありませんし、メスは小さな角しか持っていません。実は、人が飼育しているオスのトナカイは発情期に互いに攻撃しないように去勢されています。そのため、ホルモンバランスが崩れて秋になっても角が落ちなくなります。
サンタが乗っているトナカイは、実は去勢されたオスのトナカイなのです。