両生類無足目は大人になっても足(四肢)を持ちません
その体の形からヘビやミミズに間違えられるのですが、足のないイモリ、「アシナシイモリ」という生物がいます。
アシナシイモリが属する両生類無足目は地中生に高度に適応しており(一部の種は水生です)、極めて特殊化が進んでいるのですが現生両生類中最も原始的な形質を残しているそうです。体内受精し、幼生は水中で暮らします。
生息場所は、熱帯域に広く分布しています。海を渡れないにもかかわらず、東南アジア、インド、中南米、マダガスカルを除く熱帯アフリカに分布しており、パンゲア大陸を形成していた三畳紀以前に起源を持つことを窺わせる分布域となっています。