アレパシー物質とは?
アレパシー物質は植物が合成する「他の植物が生えないような働きをする物質」のことを指します。群生する植物の多くがアレパシー物質を生成し、他の植物のタネを発芽を阻害したりしています。

例えば、アレパシー物質を生成するアカマツの林床には雑草1つ生えていません。

アレパシー物質を生成する植物はたくさんある
アレパシー物質を生成する植物とその物質名は以下の表の通りです。
| 植物名 | アレパシー物質 |
|---|---|
| セイタカアワダチソウ | シス・デヒドロマトリカリア・エステル |
| クロクルム | ジュグロン(ユグロン) |
| シラン | ミリタリン |
| マリーゴールド | α-テルチエニル |
| マドルライラック | クマリン |
| ナギ | ナギラクトン |
| スイカ | サリチル酸 |
| モモ | アミグダリン |
| アスパラガス | アスパラガス酸 |
| エンバク | スコポレチン |
| オオムギ | グラミン |
| イネ | モミラクトン |
| アカマツ | P-クマル酸 |
| ヘアリーベッチ | シアナミド |

