「寂して死んじゃう」は科学的根拠なし
「ウサギは一人にすると寂しくて死んじゃう」とは良く聞かれる俗説ですが、科学的根拠は一切ありません。飼育していて、しばらく一匹だけにさせていても死ぬことはありません。野生ではアナウサギはオス1匹をハーレムを形成して集団生活をしていますが、戦いに敗れたオスは1匹で生きることになります。この負けたオスが寂しくて死ぬということはありません(敵に狙われやすくて死ぬ確率はあがりますが)。
どうして俗説が生まれたの?
ウサギは具合が悪くても飼い主からは中々わかりづらく、でかけて帰ってみたら死んでいたということがよくあったそうです。その様子を見た飼い主が「寂しくて死んじゃった…」と勘違いしてしまったということですね。