ちょっとディープな生物の世界

ウメボシイソギンチャクはお腹の中でクローンを作りまくって増える

お腹はクローンでいっぱい

photo by wikipedia.org

ウメボシイソギンチャクは名前の通り縮こまると梅干しのように見えるかわいいイソギンチャクです。雄でも雌でも胃腔内で子供を保育することがわかっていましたが、どうやって子どもを作っているのかが謎な生物でした。

最近の研究によると、ウメボシイソギンチャクは卵で増えるのではなく、雄でも雌でも体細胞の寄せ集めた受精卵のようなものを作り、受精卵が辿る発生と同じようにして増えていることがわかりました。このようにして生まれた個体は全てクローンです。胃の中で育ったクローンたちは肛門(口)から吐き出されます。

縮んでいる時は真ん丸でかわいい。

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