カイヤドリウミグモは皆脚類の仲間
カイヤドリウミグモは皆脚網と呼ばれる節足動物のグループに属する仲間です。クモも節足動物ですがクモ網に属します。
カイヤドリウミグモは漁師泣かせの生物です。カイヤドリウミグモは幼体の時にアサリやマテガイなどの二枚貝に寄生し、体液を吸いながら大きくなります。複数のカイヤドリウミグモに寄生された貝は水管からエラまでの水流が妨げられて呼吸困難に陥り、最悪死んでしまいます。
近年では漁場に生息するアサリに寄生して、その個体数が激減したことがニュースになりました。未だ対策が確立していない害虫です。