ちょっとディープな生物の世界

サメは浮き袋がないから何もしていないと沈む

肝臓に蓄えた油で浮力を得て泳いでいる

サメには浮き袋が存在しません。サメは4億年前に現れた生物で、非常に原始的な性質を残す軟骨魚類です。

photo by dcnanature.org

サメが出現した当時は浮き袋を発達させ生物はいなく、サメは巨大な肝臓に油を貯蔵することで浮力を得ました。しかし、油だけでは浮力は足らず、サメは泳ぐのを止めてしまうとどんどん沈んでいきます。外洋で泳げなくなったら深海に沈むのみです。

photo by dutchsharksociety.org

サメは昔から捕食者として食物連鎖のトップを走り続けている生物なので、あまり進化する機会がなかったんですね。後に出現した硬骨魚類は浮き袋を発達させていきました。

ネコザメなんかはむしろ海底で生活するのがデフォです。

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