動物の社会も世知辛い
現在笑うことが確認されている動物は類人猿とラットだけです。2009年に英国ポーツマス大学の心理学者マリーナ・ダビラ・ロス氏はオランウータン、ゴリラ、チンパンジーに対してくすぐり実験を行ったところ、くすぐりに対して「笑い」で返してきたとの報告があります。
「笑い」は霊長類の社会にとっても円滑なコミュニケーションのために重要だと考えられています。チンパンジーの群れを観察した結果、自分よりも順位が上の個体に対して「笑う」ことが多いことが確認されました。これはつまり、ご機嫌取りのために愛想笑いしていると考えられます。
サルの社会も世知辛いようですね。