施尾線虫(せんびせんちゅう)とは?
ホタルイカには施尾線虫という線虫の幼虫がいます。これがヒトの体内に入ると、皮膚の下を痕を残しながら這いずり回ります。また、眼球に移動したりすることもあり、非常に危険です。
ホタルイカを食べたい時には、過熱するか冷凍するか、内臓を完璧に取り出さなければなりません。また、一度体内に入った施尾線虫は手術によって取り出す他ありません。
ヒトから見つかるのは施尾線虫の幼虫のみで、これを「施尾線虫TypeX幼虫」と呼んできました。最近の研究で、施尾線虫の成虫がツチクジラの腎臓にいることが明らかになりました。