太陽や星の光がないと方向がわからない
フンコロガシ(Scarabaeus)はコウチュウ目(鞘翅目)コガネムシ科に分類される昆虫です。ウンコを転がして巣に運び、ウンコに卵を産み付ける習性を持っています。
フンコロガシがどのようにウンコを転がす方向を決定しているのかは長年の謎でした。しかし、最近の研究によると、フンコロガシは太陽や天の川などの星の光を目印に方角を計算していることがわかりました。彼らはウンコの上に乗って、ダンスを踊り方角を知ります。
「実験ではまず、フンコロガシに糞玉を与えます。すると彼らは玉の上に乗って、しばらく方向を見定めるためのダンスを踊ってから下に降り、特定の方向に向かって玉を転がし始めるのです」
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曇りの日には方角がわからずに、うろうろしながら家を目指すそうです。
意外と頭が良いウンコ転がし虫。