ちょっとディープな生物の世界

リソソームとペルオキシソームの違いとは

リソソームは加水分解、ペルオキシソームは酸化

どちらも酵素を小胞内に含んでいるということでリソソームペルオキシソームは混合されやすいですが、役割は全く異なります。

リソソームには加水分解酵素が含まれており、老廃物や外敵(ウィルス・細菌)、老朽化した細胞小器官が分解されます。

一方、ペルオキシソームには過酸化水素を合成する酵素と、過酸化水素を分解する酵素(カタラーゼ)が含まれます。物質は過酸化水素によって酸化されます。この酸化には様々な重要な働きがあり、脂肪酸の酸化(ベータ酸化)によってアセチルCoAが合成されます。また、余分な過酸化水素はペルオキシソーム内ですぐに酸素と水に分解されます。

違いまとめ

リソソームは老廃物・外敵を分解する役割を持ちます。一方、ペルオキシソームは代謝などに関わる物質を酸化する役割を持ちます。

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