ちょっとディープな生物の世界

交尾している最中にメスがオスの翅をむしゃむしゃむしゃ食べるヤツ「コブバネコオロギ」

コブバネコオロギとは?

コブバネコオロギ(Cyphoderris monstrosa)とはキリギリス亜目に分類される昆虫です。コブバネコオロギは交尾中に自分の翅を食べ物としてプレゼントする習性を持っています。

photo by missoulabutterflyhouse

多くのバッタは精包と呼ばれるゼラチン質の塊をメスに渡して食べさせます。この中には精液が含まれており、メスは喜んで食べます。この精液は食べる用のもので、メスが食べている最中にオスは交尾を行います。

photo by wikipedia.org

コブバネコオロギのオスも同様に精包をメスに差し出しますが、メスは精包だけでは満足できず、メスはオスの後ろ翅をかじり始めます。傷口からは体液が出ますがそれも舐めつくします。翅を全部食べてしまうとメスはどこかへ行ってしまいます。

画像がなかったので近縁種「Cyphoderris strepitans」の共食い画像。Cyphoderrisに属するオスは大変なんだね。
photo by wikipedia.org

赤いライトが不気味ですが、メスがむしゃむしゃオスの翅を食べていますね。

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