血液の総量は体重の約13分の1
血液は各細胞に栄養を届け、老廃物を回収する「流れる臓器」とも言われる液体です。その量は体重の13分の1、つまり65kgの場合には約5kgと言われています。
血液には何が含まれる?
血液の半分は「血球」と呼ばれる細胞でできています。血球は体全体で20~25兆個あると言われています。他には血しょうと呼ばれる液体成分が6割を占めます。血しょうの9割は水です。血しょうの残り1割にはたんぱく質、ブドウ糖、無機塩類などが含まれています。
血球はいずれも骨髄の造血幹細胞(Hematopoietic stem cell)から生まれた細胞です。
どれくらいの血液を失うと死亡する?
全血液量の1/5が失われると酸欠状態となり、1/3で失神、1/2で即死すると言われています。これを防ぐために体には優れた止血のシステムが準備されています。