半索動物とは
三胚葉性の新口動物で棘皮動物と原索動物の中間に位置する種であると考えられている。半索動物は腸鰓類(ギボシムシ類)と翼鰓類(フサカツギ類)の2つに大きく分類される。
半索動物 | 鰓類(ギボシムシ類) |
翼鰓類(フサカツギ類) |
ギボシムシ類は柔軟性がある体を持ち、浅海の砂泥中に生息している。
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フサカツギ類は深海底などで群体を形成しており、固着性の生活をしている。
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脊索動物との半索動物の類似性
半索動物は、口盲管(半索)という脊索に似た構造を持っている。そのため、脊索動物との近縁関係があると考えられているが、口盲管が脊索と相同性があるかどうかは発現する遺伝子の違いなどからも疑問が提示されている。
まとめ
半索動物は口盲管(半索)という脊索に似た構造を持つ。
毛顎動物とは
三胚葉性の新口動物である。海洋に生息する肉食性のプランクトンであり、全体に透明または半透明で細長い形態を持っている。矢じりのように見えるためヤムシと呼ばれている。
参考書等(Z会生物 知識の焦点)では新口動物に分類されているが、その他の多くの形質や分子系統学からは、前口動物(旧口動物)に入れるのが適切との考え方もある。
ヤムシの口。肉食動物だけあって捕食できるようにしっかりとした作り。
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