地球上に存在する細菌の数はどれくらい？

およそ5×10³⁰個体ほどいる。

細菌とは地球上でもっとも単純な構造を持つ原核生物です。しっかりと数字で書くと、5000000000000000000000000000000個体ほど存在していると言われています。地球上でもっとも個体数が多いグループです。

なぜここまで繁栄しているのでしょうか。その理由は繁殖の速さにあります。ヒトの腸に住む大腸菌1個体は、一晩の間に10000000個体（1千万個体）までに増えることができます。その細胞の構造が非常に単純なため、分裂にエネルギーと時間を要しません。

また、細菌は地球上のありとあらゆる場所に生息することができます。深海や、熱湯の中、地下何kmといった真核生物ならば死んでしまうような場所でも独自の進化を遂げ、生存できるようになりました。また、酸素を必要を必要としない細菌もおり、それも生息領域を広げる大きな要因となっています。