カメノコハムシとは?
カメノコハムシは甲虫目ハムシ科に分類される生物のうち特徴的な形状した昆虫の総称です。かつてはカメノコハムシ亜科にまとめられてきましたが、現在はこの亜科は認められておらず、トビハムシ亜科の下に置かれています。
基本的な体の構造はハムシと同じで、背中側からは前胸と二枚の前翅が見えます。しかし、ハムシとは異なり、前胸と前翅の縁が伸びて体の形がより円形に近くなっています。体全体が前胸と前翅に覆われており、見ることができません。
この巨大な前胸と前翅によって敵から防御しているのではないかとの考えもありますが、捕まえようとすると落下して逃げようとし防御する気が感じられません。なぜこのような形状に進化したのかは今の所はわかっていません。ちなみに、こんな真ん丸な体をしていますが、しっかりと飛行することができます。
美しすぎるカメノコハムシたち。