ダルマザメとは?
ダルマザメはツノザメ目に属する全長50cmほどの魚です。東大西洋や太平洋に生息しています。唇が吸盤状であり、獲物に吸いつき、剃刀のような鋭い歯で肉をえぐります。相手にとっては致命傷ではありませんが、嫌な攻撃です。
発光器で大型魚類をおびき寄せて噛みつく
ダルマザメは腹部に発光器を持っており、淡緑色の光を発します。光ると明るい海面に溶け込むことができます。腹部の一部は光ることができないので、その部分が小魚のように見え、大型の魚をおびき寄せます。餌の対象となるのはカジキやマグロ、クジラ、イルカなど大型の海産魚や海産哺乳類です。
餌となる魚が近づいてくると、恐ろしい速さで突撃し、肉をえぐってしまいます。真ん丸の跡がつくため、英語ではcookie cutter sharkとの名前がついています。
ダルマザメは自分よりも大きな相手への攻撃を常としているため、時に攻撃の対象が潜水艦になることもあるようです。本当に怖いもの知らずですね。