ちょっとディープな生物の世界

大型ネコ科動物の中でトラは狩りが一番下手

トラは狩りがド下手

photo by wikipedia.org

食物連鎖の頂点に立つ肉食獣たちは草食動物を狩って食料としますが毎回上手く狩れるわけではありません。

最速の動物であるチーターの狩りの成功率は4割程度だと言われており、初めのダッシュで捕らえることができなければすぐに諦めてしまいます。

同じくサバンナで暮らすライオンはメスが群れで狩りを行いますが、成功率は3割程度です。百獣の王といえど草食動物の逃げ足には苦労しているようです。

トラはアジアの森林に生息しており、群れを形成せずに単独で狩りを行います。サバンナのような開けた場所で生活していないトラは足も遅く、狩りの成功率は1割程度しかありません。正攻法では勝てないので、森林に隠れながら獲物をゲットする手法で狩りを行っています。トラの縞々は大きな体をカモフラージュするために進化したのですね。

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