ちょっとディープな生物の世界

殺戮した大量のアリの死体を背中に乗せてドヤ顔で歩くヤツ「サシガメ」

サシガメとは?

サシガメ( Reduviidae)はカメムシ目カメムシ亜目のサシガメ科に分類される昆虫の総称です。サシガメ科は900以上の属に分類され、合計で6000種以上が発見されています。

photo by wikipedia

あるサシガメの仲間(Inara flavopicta)は殺戮したアリの死体を背中に担ぐことで有名です。下の画像では20匹以上のアリの死体を背中に乗せています。アリを大量に乗せることによって視覚的にも嗅覚的にもカモフラージュすることができ、天敵のハエトリグモなどから逃れることができると考えられています。

photo by reddit.com
photo by singaporegeographic

サシガメはアリに酵素が含まれた液体を注入して内臓を溶かし、吸い取って乾かします。そしてカラカラになった死体を背中に積み上げていきます。どうやって高く積み上げることができるのかはわかっていません。

photo by flickriver

背中のアリの顔が怖すぎる…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です