ちょっとディープな生物の世界

生きたイモムシに卵を産み付けてイモムシの体表に大量の繭を発生させるヤツ「コマユバチ」

コマユバチとは?

コマユバチはコマユバチ科 (Braconidae) に属するハチの総称です。世界で5000種以上見つかっており、日本には300種以上が生息しています。

5000種いる全ての種が他の虫に寄生する寄生ハチです。コマユバチは様々な種の毛虫に卵を産みます。

photo by wikipedia.org

卵はしばらくすると孵化して幼虫となり、幼虫はイモムシの筋組織を食べて成長します。重要な器官は食べないため、イモムシは体内にコマユバチの幼虫を維持しながら生活します。その後、幼虫はイモムシの内側から這い出て、繭を形成し、成虫へと変態します。

photo by projectnoah.org
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イモムシをやっつけてくれるので農薬の使用を避けるためにコマユバチが使われることもあるそうですよ。

ひぇっ
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photo by flickr.com
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繭をイモムシに背負わせないで外に出るバージョン(アオムシコマユバチ)。もはやホラー。

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