ちょっとディープな生物の世界

皮がダボダボだから「チチカカ陰嚢」という悪口みたいな名前をつけられたヤツ「チチカカミズガエル」

チチカカミズガエルとは?

チチカカミズガエル(Telmatobius culeus)はペルーのチチカカ湖流域にのみ生息する完全に水生のカエルです。

photo by wikipedia.org

チチカカミズガエルはその多すぎる皮膚の量から、「チチカカ陰嚢」と呼ばれています。始めはジョークとして始まったそうですが、その始まりは1800年代後半だそうで、かれこれ100年以上陰嚢呼ばわりされています。

チチカカ湖の標高は3810mあり、生物が生息するには極限状況です。温度は氷点下に達することもあり、高レベルの紫外線、低レベルの酸素に耐えなければなりません。これらの状況を克服するためにチチカカミズガエルは完全に水生生活となり、また酸素を水中から十分に吸収できるように皮膚はダボダボになりました。陰嚢よばわりされる皮膚にもしっかりとした理由があるんですね。

photo by wikipedia.org

このカエルの体長は最大50cmにも達しかなり巨大です。しかし、現在では人間による捕獲や水質汚染、導入されたマスによるオタマジャクシの捕食などによって絶滅の危機に瀕しています。

人間は昔から下ネタが好きだったということ。

皮膚ダボダボすぎぃ!

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