美しすぎる奇抜な体色、でも恐ろしい毒を持つヤツ「ヤドクガエル」【ヤドクガエルまとめ】

ヤドクガエルとは？

ヤドクガエル（Dendrobatidae）は両生綱無尾目に分類されるカエルの総称です。

ヤドクガエル科には様々な種のカエルが属していますが、どれも奇抜で美しい体色をしています。これは警戒色で超強力な毒を持つことを周囲に知らせています。

ヤドクガエルが持つ毒はアルカロイド系の神経毒で、20μgで人間の大人を死に至らしめます。これらの毒は自分で合成するのではなく、アルカイドを含む植物を食べるアリやダニから摂取したもの貯蓄、または体内で変成したものです。そのため、コオロギやハエなどを餌にして飼育されたヤドクガエルには毒はありません。

ヤドクガエルは中央アメリカとブラジル南東部のみで見られ、これらの地域の一部の先住民はカエルの毒を矢にこすりつけて狩猟に使用していました。