ちょっとディープな生物の世界

地面にドーナッツ?謎のきのこサークルを作って人間を妖精の国に送るヤツ「キノコ」

謎のサークル=菌輪

キノコが地面にリング状に生えることがあります。これを菌輪と呼びます。

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英語では「Fairy ring」と名付けられており、サークルの中心に立つと妖精の世界に連れていかれると信じられてきました。昔の人は菌輪がとても不思議だったんですね。

菌輪は直径10mに達することもあり、菌が生育し続ける限り安定しています。最大の菌輪の記録は600mであり、菌の総重量は100tにも達し、年齢は700歳であるとの報告があります。

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菌輪は発芽した1つの胞子が細胞分裂して生息地を拡大し、中央部分が死滅することでできると考えられています。キノコ同士は菌糸で地中で繋がっています。菌の中には細胞壁が存在しないものあり、そのような種においては菌輪は数えきれないほどの核を持った巨大な1つの細胞(多核細胞)となっています。

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道沿いに菌糸が伸びていくことも。
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