連星とは
連星とはお互いの重力によって引かれ合い、共通重心を中心として公転している2つの恒星である。
2つの恒星のうち、明るい方を主星、もう片方を伴星と呼ぶ。存在する恒星のうちの半分は連星であると考えられている。
例えば、シリウスは連星であり、天球上では一見奇妙な動きをする。このふらつきをベッセルが発見し、伴星の存在を1844年に予言した。1862年には伴星が発見された。この伴星は白色矮星であると考えられている。
分光連星とは
望遠鏡では確認できないが、スペクトル線の位置のずれからわかる連星を分光連星と呼ぶ。スペクトル線はドップラー効果によって地球から離れれば波長が長く、地球に近づけば波長は短くなる。
食連星とは
2つの連星があった時、主星と地球の間に伴星が入る(食現象)と光度は低くなる。このようにして、ある恒星の連星を推測することができ、このような星を食連星と呼ぶ。