ちょっとディープな生物の世界

顔面がペスト医師のマスクにしか見えないヤツ「クリシギゾウムシ」

クリシギゾウムシとは?

クリシギゾウムシ(Curculio glandium)はゾウムシ科に分類される昆虫です。幼虫時代はクリの実を食べて生きており、日本のクリ害虫として有名です。

photo by deviantart

クリシギゾウムシの口吻は長く、メスでは8mmに達します。口吻を除く体長は10mmほどですので、体の半分ほどが口吻です。

photo by roadsendnaturalist

正面から見るとまるで中世のマスクみたいで不気味です。

クリシギゾウムシのメスは交尾した後に、クリやドングリなどに口吻を突き刺して種子に到達する穴を開けます。この穴から卵を産み付けます。卵は10日ほどで孵化して、種子内部を食べて成長。

photo by content

10月~12月頃に脱出して土の中で蛹になり越冬し、翌年の夏から秋にかけて羽化します。中には翌々年まで羽化しないものもいるのだそう。

photo by wikipedia

人を不安にさせる顔。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です