文字を表示する「document.write」
文字を表示するには、writeというメソッドを使います。
document.write(表示させたい文字);
documentはオブジェクトを示します。オブジェクトとは、JavaScriptの命令を実行する対象です。documentオブジェクトはWebページ全体を指します。
writeはメソッドと呼びます。メソッドとは命令のことです。メソッドはオブジェクトに「.」(ドット)+「メソッド」の形式で書きます。
( )内に書かれたものは引数と呼びます。引数はメソッドに渡されます。複数の引数を渡す際には「,」(カンマ)で区切ります。文字列(テキスト)を書く場合には「’」(シングルクォート)、「”」(ダブルクォート)のどちらかで囲みます。
文の終わりは「;」(セミコロン)を付けます。
HTMLへの組み込み方
実際にHTMLに組み込むには、script要素(<script>)を使用し、type属性にtext/JavaScriptを指定します(HTMLのバージョンによっては記す必要はありません)。script要素を書く場所は、head要素とbody要素のどちらでも構いません。しかし、JavaScriptは上から順に実行されていきます。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
<html>
<head>
<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8">
<title>バイオハックch</title>
</head>
<body>
<p>生物学入門</p>
<script type="text/javascript">
document.write('<p>生物を楽しもう!!</p>');
</script>
</body>
</html>
script要素内ではHTMLのタグは使用することはできません。下のように記してもエラーにないます。
<script type="text/javascript">
<p>生物を楽しもう!!</p>
</script>
JavaScriptに対応していないブラウザで文字を表示する
ブラウザの中にはJavaScriptをオフにしているものもあります。その場合には、noscript要素を使うことによって、文字列を表示させることができます。noscript要素はscript要素の外に書きます。
<noscript>表示したい文字列</noscript>
エラーを確認する方法「JavaScriptコンソール」
Google Chromeを使っている場合には、JavaScriptのエラーを簡単に検出することができます。Google Chromeの設定→ツール→JavaScriptコンソールを選択し、Developer Toolsを起動します。