フィリピンヒヨケザルとは?
フィリピンヒヨケザルはヒヨケザル目ヒヨケザル科ヒヨケザル属に分類されています。ヒヨケザルは広い被膜を持ったキツネザルに似た生き物です。この被膜を使って日よけをすると考え「ヒヨケザル」と名付けられました。
ヒヨケザルはサルとも違い、ヒヨケザル目(皮翼目)という独立した分類がされています。ヒヨケザル目にはマライヒヨケザルとフィリピンヒヨケザルの2種類しかいなく、超希少な動物なんです。
ヒヨケザルは樹上に生息する、体長約40cm、体重2kg程でネコくらいの大きさの動物です。最大の特徴は「滑空」をするということです。その飛行距離は最大で64mとの記録があります。
被膜を使って子育てする
ヒヨケザルの被膜は色々と便利で、子育てにも利用します。母親は一度に一頭の子どもを産みます。母親は被膜を折りたたんで袋を作り、子どもをくるみます。滑空する時も子どもは腹につかまり、半年間は肌身離さずのまま生活します。
色んな特殊な特徴がある動物
また、ヒヨケザルは舌を2枚持っているとか、毛づくろいのために櫛状の歯を持っているなど変わった特徴があります。さすが超奇抜な生き物ですね。
確かに変わった風貌をしていますね。サルだかモモンガだかよくわかりません。
背中にカメラをつけて撮影した主観映像です。