ネオダクチロディクス・ラチメリスとは?
ネオダクチロディクスはシーラカンスから発見された寄生虫です。そもそもシーラカンスが発見されたのは、けっこう最近の話で1938年のことでした。この発見は生物学における20世紀最大の発見と呼ばれています。
その後、1966年に日本に標本が送られ、1968年に亀谷了博士によって寄生虫ネオダクチロディクス・ラチメリスが発見され、1972年に発表されました。亀谷博士は、水で鰓を洗い、その洗った水を回収して1滴ずつ顕微鏡観察を行ったそうです。
ちなみに「ラチメリス」とはシーラカンスを初めて発見したラチメール女史にちなんでいます。寄生虫に名前を用いられるのは嬉しいんだかどうかよくわからないですね。