ちょっとディープな生物の世界

クリスマス島にカニ専用の橋を作らせたヤツ「クリスマスアカガニ」

クリスマスアカガニとは?

クリスマスアカガニ( Gecarcoidea natalis )はオカガニ科に分類される地上性のカニです。インド洋のクリスマス島とココス諸島に生息する固有種です。

photo by wikipedia.org

クリスマスアカガニは普段は森林で生息していますが、繁殖期には海に向かって移動を始めます。クリスマス島だけでも数千万匹生息しており、それらが全て大移動するため、海へと向かう道はカニだらけになります。車に潰される個体があまりに多かったため、クリスマス島ではカニ専用の橋が作られました。

photo by wikipedia.org

クリスマスアカガニのオスが先に海岸に到着して穴を掘り、メスを穴の中に誘って交尾を行います。オスは交尾が終わるとすぐに森に帰りますが、メスは穴の中に残って抱卵。そして、孵化直前に穴から出て、卵を海に放出します。それが終わるとメスも森に帰って繁殖行動はおしまいです。

カニ好きの子どもがいたら発狂しそうな光景。

角度がきつい橋もゆっくり登っていきます。

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