無顎類(脊椎動物)の構造と生態

無顎類とは

無顎類とは、名前の通り顎(あご)を持たない脊椎動物のことである。原始的な生物は当初、顎がなく、筒状の生物であった。それから顎が発達し、軟骨魚類などが発展していった。ちなみに、大半の無顎類は絶滅しており、現存しているのは無顎類の中でも円口類(ヤツメウナギ類、ヌタウナギ類)と呼ばれるグループのみである。

無顎類は一見、ウナギのようだが、硬骨魚類のウナギと違ってあごがなく、脊椎動物でありながら背骨の構造がはっきりしない。動物の進化系統で分類すると、軟骨魚類の一歩手前に当たる。魚類に入れるかどうかでも説が分かれる。多くは古生代に絶滅し、現存するのは円口類と呼ばれるヤツメウナギ類とヌタウナギ類だけ。どちらも丸い吸盤状の口を持ち、他の魚類やその死骸に吸い付くことなどで養分を得ている。

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ヤツメウナギは生きている化石であり、魚類に含めるかどうかも微妙な原始的な生物である。ヤツメウナギの体の両側には7対の鰓孔があり、これが目のようにも見えるのでヤツメウナギと呼ばれている。

ヤツメ

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無顎類は軟骨魚類?

かつては、骨格が軟骨であるため19世紀の頃には軟骨魚鋼に入れられ、その中の円口目とされていた。

しかし、無顎類は脊椎動物でありながら背骨の構造がはっきりしなく、その他軟骨魚類とも多くの違いがあることが判明した。動物の進化系統で分類すると、軟骨魚類の一歩手前に当たると考えられており、魚類に入るかどうかでも議論が続いている。

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無顎類は原始的な脊椎動物

無顎類は脊椎動物の進化を考える上で重要な位置を占めている。最古の無顎類は、カンブリア紀後期の地層から発見されており、オタマジャクシのような姿をしていた。

オルドビス紀には多様化が進み、シルル紀、デボン紀には鎧のような皮膚で覆われた無顎類が出現している。殆どの種はデボン紀末期に絶滅してしまった。

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