ちょっとディープな生物の世界

蛹がメタリックすぎて人工物にしか見えないヤツ「ポリュムニアトンボマダラ」

ポリュムニアトンボマダラとは?

ポリュムニアトンボマダラ(Mechanitis polymnia)はチョウ目タテハチョウ科に分類される蝶です。メキシコからアマゾンの熱帯雨林にかけて生息しています。

photo by projectnoah.org

ポリュムニアトンボマダラの蛹は金属光沢のような輝きがあることで有名です。まるで金属でできた人工物がぶら下がっているかのよう。

photo by mobile.twitter

成虫は普通の美しいチョウですが金属光沢があるわけではありません。

photo by wikipedia.org

この種以外にもMechanitis属に分類されるタテハチョウ科の蛹は全てメカニック(Mechanitis)な姿をしています。オーストラリアやアジアにも分布しています。

Tithorea tarricina photo by flickr.com

このような蛹の色になる理由はよく分かっていません。金属光沢で周りを写すので、鏡のような役割を果たして隠蔽効果があるかもしれないとも言われています。

Euploea core photo by bubuleps.com

人工物にしか見えないメタリックさ。

蛹化した直後はメタリックさはないんですね。

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